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第10回哲学Cafe原市場アゴラ

『哲学カフェ原市場アゴラ』

気が付くと原市場アゴラも10回目を迎えます。時に言葉につまり、考え込んでしまったりしますが、それでも思考し、言葉にする作業は楽しいです。思考や言葉は私達を苦しめる事もありますが、地上で唯一人間にのみ与えられた能力だとしたら、それを楽しまないという手はありません。皆さまのご参加をお待ちしております。(前回のレポートを一番下に入れました。)

2020年最初の原市場アゴラのご案内です。

日 時:2020年 1月 10日(金) 午後6時~8時
場 所: 古民家カフェ・ハライチ(埼玉県飯能原市場583)
参加費:500円 + 光熱費カンパ
問合せ:kuranekoreds2@gmail.com (倉掛)

飲食できます。
コーヒー(200円) その他、パン等の販売あり。お弁当の持ち込みも可です。

《第9回レポート》(11月)
テーマは「便利について」でした。
現代人が様々な「便利さ」を享受して生きいる事について、いつものように参加者は、思い浮かんだ事をそれぞれ発言します。

 便利さのお蔭で、手に入れられた時間や事象を大歓迎している者、便利さの陰で失われる事に寂しや危機感を感じている者。それぞれの立場の意見は、いずれも納得いくものでした。

 便利さを追求する事は人類を発展させた原動力であったし、便利さによって手に入れたもの中にはかけがえのないものもあります。 しかし、近道を選んだ事によって見る事のできない風景があるように、便利さによって体験できない豊かさもあります。

 今回のテーマで、先生は参加者に、便利を利用する時には、その目的を意識する事が大切だとおっしゃいました。

 原市場アゴラでは以前に「目的意識は人間をダメにする」という事を学んでいたので、今回の先生の言葉との矛盾に混乱している参加もいましたが、私は、「思考の階層の違い」ではないかと自分を納得させました。ひと月考えた現在では、便利さを使う時には、自分が何を選択したのかを意識する事が大切なのだと理解しました。便利さを利用するにあたって、それを利用しない場合に得られるもの、得られないものを並べて、自分にとって何が一番大切にするべきものなのかと考える事が大切なのだと………

 便利さを否定する事はないが、合理主義だけに支配されるのは人生をつまらなくするという事を改めて考えた回でした。

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